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補助人工心臓植込み後の脳トラブルと後遺症について

補助人工心臓(VAD)の植込み後に経験した脳出血とその後遺症について振り返ってみます、補助人工心臓を装着しても人生バラ色ではありません。

脳出血による後遺症

2015年2月に補助人工心臓EVAHEARTを植え込み、一般病棟へ移動してきた4月中旬の朝に脳出血というトラブルに見舞われました。なんとなく「テレビ画面が見ずらいな」と思い、朝食を運んできてくれた看護師さんへその旨を伝えた。すぐにストレッチャーに乗せられてCT撮影へ向かい、その途中で頭が割れるような頭痛、回転性の目まい、強烈な吐き気に見舞われた。その時の話はいつか書くとして、今回は脳出血による後遺症について書き残しておきます。

視野欠損という後遺症を抱えて生きる

幸いにも脳出血は大きく広がらずに済みましたが、目まい視野欠損という後遺症が残りました。視野欠損の範囲は広くないものの中央若干右側が見えていません、人と話すくらいの距離で相手の左目を見ると顔右側が見えていませんがあまり困っていません。

しかし、細かい文字を読むことが苦痛です。特に横書きの場合は右側に文字を追うことが難しいため可読速度が落ちました。これまではパッと見ればある程度の範囲の文字を認識できましたが現在は一字一字確実に目で追わないと読むことができません、流し読みという行為ができなくなりました。これは大変ショックでした、ITに携わる仕事上での致命的です。

 

パソコンのキーボードを目で追うことはできません、ブラインドタッチは出来るため入力は問題ありませんが校正する作業はシンドイです。自分なりに克服しようとある程度の文字数(6文字くらい)で逆から(右から左)へ文章を読む訓練をしていました。何度も挫折しかけましたが、それでも何とか物になってきています。そのうち更に慣れることを期待するばかりです。

目まいとメンタル

目まいは強烈な回転性でたまに発生します、幸いにも短時間で解消されるので何とか耐えられます。しかし、それが後遺症によるものなのか新たなトラブルの症状なのか見分けがつかないため精神的には辛いものがあります。脳出血時にはメンタルを相当やられましたが、何とか自分なりに乗り切った気がします。しかし、いつ起こるかわからない脳トラブルの恐怖は今も持っています、脳出血以外にも脳梗塞などがあったのですが、これはまた気が向いたときに書きたいと思う。

 

初めて回転性の目まいというのを体験しましたが、激烈すぎて大変でした。目まいの発生している状況では何もできないできず、嘔吐するにしても嘔吐する場所を探し当てられない。自宅では嘔吐しても良いようにベッドサイドに入れ物を置いてあるのだが目まいが発生した際には探し当てられないでしょう。とりあえず家族へ異常を知らせるために手の届く範囲に防犯ブザーを置いて寝ています。手探りで防犯ブザーにこぎつければ鳴らすだけなので。

利用している防犯ブザー
この写真の防犯ブザーをVADコントローラーの入ったバッグへくくりつけています。 幸いにも退院後は回転性の目眩に襲われていませんが、いつ発生するかわからないのは精神的にもツライです。 歩行中に遭遇したときのことを考えると恐怖でしかありません。転んで頭を打ったり、貫通部をぶつけたりと色々と大変です。もちろんワーファリンを服薬しているため(抗凝固治療)もしているため出血するとなかなか止まりません、頭を打つなどは本当に勘弁ですね。これも宿命と思って自分なりに受け止めるしかありません。
あとがき

2018/12
今でも稀に極短時間の目眩が起こる時もあるが、嘔吐してしまうような症状は出ていない。なお、当時から目眩という一症状よりも脳卒中のほうが遥かに恐怖を感じている。

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