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日本における臓器移植の本丸へ

 先日、日本の移植医療における本丸である公益社団法人 日本臓器移植ネットワークへお伺いする機会がありましたのでレポートします。もう少し早い段階でブログ記事にしたかったのですが、私の気持ちが揺れ動いていたので少々送れてのお届けです。

日本臓器移植ネットワークは何処にあるのか?

 日本臓器移植ネットワークは東京都港区にあり、天気がよければ歩くのには丁度よい距離ですね。今回はJR田町駅より田舎者雰囲気丸出しで写真を撮りながら歩いての訪問となりました。

途中にある医療関連の施設や会社

 愛育病院の存在は知っておりましたが、実際に見たのは初めてです。紀子さまが悠仁親王をお産みになられた病院でもあり。やはり立派です!!
一般庶民がここで出産するのはマネー的にハードルが高そうですね・・・

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私が服薬している薬「カンデサルタン(ブロプレスの後発薬)」を作っているのはあすか製薬さんです。いつもお世話になっています。

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潮風が漂う眺めの良い立地

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ビル裏手からの一枚。遠くにはスカイツリーが見えます。

久しぶりに潮風を感じることが出来て、少し昔のことを思い出してしまいました。


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このビルの一角に日本臓器移植ネットワークが存在します。複数フロアを借りているのだろうと勝手に想像していたので、案内板を見て少し拍子抜けとなりました・・・

日本臓器移植ネットワークを見学

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 翌々考えてみると移植待機者本人が来る場所ではないだろうなぁ。とも思いました。

これまでも移植待機者本人が見学に来られたことがあるのかを聞けばよかったですね。ちなみに写真は全てフロアの外側です。(内部の写真はありません。)


移植事情について問いかけるポスターたち

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ただいま14年待ちです

腎臓移植の平均待機期間は約14年7ヵ月。

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いのちに関する権利だから、結婚より、選挙より、先に与えられる。

膵臓の臓器希望登録者数は198名。

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人口は2倍。臓器提供者数は80倍。アメリカ人と日本人の意識の差が、命の差を生んでいる。

肝臓の臓器希望登録者数は401名。

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助けるだけじゃない。助けられることもある。臓器提供は、命のシェアです。

心臓の臓器希望登録者数は364名。

これは2014年の数字です。2015年は451名、2016年10月末時点で537名。

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肺については写真を撮り忘れていたようです。どなたか写真をお持ちでしたら記載されていた文面を教えてください。

勉強会

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約40スライドほどの資料をベースに説明いただきました。
資料の内容自体は殆ど知っているものでしたが、説明いただく内容では色々と気付かされることがありました。

白熱する勉強会!!

1時間予定の勉強会だったようですが、最終的に2時間半となりました。

私も含めてジッと聞けないのです・・・

色々気になることを質問したくなったりするのです・・・

それに対しての意見の応酬・・・

 

皆さん待てができませんw

講師よりハウスと言われなかったのでよかったです^^;

質問① 本人の臓器提供意思表示があり、家族が反対している場合は?

 ザックリとは知っていたものの、細かい点を確認したかったのであえて質問させていただきました。それは本人の意思表示がされていて、結果的に家族の殆どが賛成しているが一人だけ反対されている場合はどうなるのか?

 

答えは臓器提供がされないとのことです。

死後に臓器を提供をしたい場合、本人が意思表示をしておく必要性は変らないが、それだけでは不十分である。移植に関するニュースはテレビでも報じられます。そのような時に簡単でも構わないので、どのように思っているのか一度会話をして欲しいですね。

なお、臓器提供件数の3/4が家族承諾との事です。家族に判断させず、自分で意思を示していただきたい。また、本人が臓器提供をしないと意思表示されている場合、家族が臓器提供を望んでも提供されることはありません。提供されたくない方もしっかりと意思表示をお願いしたい。

 

 コチラの手記を見ていただきたい。

移植経験者とそのご家族からの手紙

 

 私自身と重なる点も多く、涙せずにはいられません。この手紙を受け取った提供者ご家族はどのように思ったのでしょうか?ぜひコチラの手記を見てください。
まだ臓器移植ネットワークのホームページに掲載されていないため、写真でお届けします。私も今回初めてお目にかかりました。

 正直、臓器移植を受けてよいのか悩むことがあります。しかし、私は予め自分で色々と知り、考えて移植を受けたいと思い続けています。そのような意思があるので、たとえ仲間の死であっても知り、受け止めたい。
当然、皆がそうとは限らないとは思いますが、私はそう思う。

最近の出来事より

質問② 臓器の摘出は誰が行う?

 提供者が現れた病院医師により執刀されるのかと思いましたが、執刀チームが編成されて現地へ赴くとのことです。時間もそれほどかからない(摘出臓器にもよるそうですが、~約12時間)ので葬儀自体への影響は殆どないそうです。当然、傷跡は目立たぬよう綺麗にしていただけるそうです。なお、この時間に関する問い合わせは多いそうです。

 

 ある方がこの時間は「看取りの時間」と仰っておりました。確かに、私もそのように思います。一昔前は臓器移植があると摘出された臓器がクーラーボックスに入れられ、搬送されている様子が中継されていました。これは記憶のある方もいらっしゃると思います。提供者のいる病院の玄関には多くの報道陣が集まり、カメラやマイクを向ける。そのような光景でした。しかし、そこでは家族の大切な時間が流れていることを忘れてはなりません。

 

その他にも沢山の質問や意見が飛び交いましたが、書ききれませんので割愛します。

今度は違うメンバーでこのような見学(?)の機会があれば幸いです。素行不良ということで断わられるかな^^;

ミニVAD会?

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外にでるとそこには綺麗な光景が広がっていました。


残ったメンバーで田町のお店探し。しかし、お店が少ない場所なので、コチラの居酒屋で時間を過すことにしました。

居酒屋というより小料理屋みたいな感じでしたね・・・


やはり写真でみると皆さん大人しそうw

実際にはお店に迷惑なほど白熱しております・・・

なお、VAD装着者3組と移植者1名の計7名です。

飲み物はもちろんウーロン茶ですよ♪


まさかの出会い!?

 途中から隣のテーブルに入ってきた常連らしきオジ様達。おそらく地元の方のようです。私達の声が響いていたようで「医療者の方ですか?」と話しかけられました。その方の娘さんが我々が話をしていた某大学病院で看護師をやられているとのことでした。

 

皆で「こういう者です」とVADステッカーを見せるとへぇ~~!!という反応があり、そこから話が盛り上がる。色々とお話をして、店を出る際にグリーンリボンバッチとリーフレットを1セットお渡しいたしました。少しは移植医療の普及へ貢献できたかな?


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コメント: 4
  • #1

    machan (日曜日, 04 12月 2016 17:57)

    日本臓器移植ネットワークへ行かれたんですね!!
    相変わらずの行動力ですね!
    先日のテレビ拝見しました。
    少し、いいところばかりを報道しているような・・・
    装着にしてからの、いろんな問題、いろんな症状、などの報道されても良かったのかな~とも、思ったりしました。
    でも、紹介された人たちの頑張りには感激しました。
    お知らせありがとうございました。

  • #2

    プチ(管理人) (月曜日, 05 12月 2016 22:18)

    machanさん

    今回はお知り合いの移植者の方にお誘いがあり訪問してまいりました。想像以上の職員の少なさに大変だな~と思いました・・・
    我が家はBSを契約していないので拝見できましせんでした。
    まずはVAD装着者がメディアに登場したことが大きな一歩ではないでしょうか。そこからmachanさんの言うとおり色々な点にフォーカスしていって欲しいですね。
    これからも情報を入手したらブログでお伝えいたします。

  • #3

    guda-guda-jiyu-jin1968 (日曜日, 11 12月 2016 02:54)

    凄く考えさせられました。
    私のような身体でも役に立つのかな?
    輸血も提供してもらう側で提供出来ないと思ってました。一度チャレンジしてみようかな!薬の影響があるのでは無いかと思い諦めていたのですがやって見なきゃわからないですよね。自分が変われるかもしれない。
    有難うございました。

  • #4

    プチ(管理人) (日曜日, 11 12月 2016 11:07)

    guda-guda-jiyu-jin1968さん

    そうなのです。だれでも役に立てるのです。(提供しなくても、提供しない意思を書いておくことで家族の悩みは少なくなります。)
    実際に移植待機中の方が志半ばで脳死となってしまい、提供された方がいらっしゃいました。私自身も意思表示をしておりますよ。