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移植医療の厳しさ、素晴らしさ

充実感に満ちた朝を迎えることができました。昨日は以前より予告しておりましたチャリティーフォーラムへ参加してまいりました。記憶が鮮明なうちに昨日の出来事を書き出してみたいと思います。
とても内容の濃い一日でしたので、久しぶりの長編レポート(?)です。

助からない命がある

プログラム内容に沿って書き出してみたいと思います。

まずは旭川医科大学消化器移植外科 松野先生より講演がありました。

ここで新たな衝撃を受けます。

移植医療では「臓器移植によって助かる命がある」というような言葉が使われることもあります。しかし、それは他国と比べて臓器移植ができないことにより「助からない命がある」ということ。それを聞いて改めて考えさせられました。

ここで過去記事:海外渡航移植 いつまで続けさせるつもりか? より抜粋したものを用いて書いてみたいと思います。


出典:日本移植学会 「臓器移植データのQ&A」より

日本の臓器提供者数はアメリカと比較し、おおよそ0.3%ほど。※日本から見るとアメリカは300倍も臓器提供者数が多い

お隣の韓国と比較しても1%です。※日本から見るとざっと10倍です。

なお、2011年における韓国の人口は約5000万人、日本の半分にも満たない。

香港、台湾はもっと人口が少ないですが、日本より臓器提供者数が多いです。

何故なのか?


日本は高度な医療環境があり、皆保険制度を導入しているのは周知の事実。しかし、そんな日本では諸外国で助かる命が「助からない命」という状況があります。この現状を知って欲しい。

私の近しい人に臓器移植に関する話をすると、大まかな概要と日本でも受けることができる認識はもたれています。そして日本よりアメリカのほうが普及しているということも認識しています。しかし、日本とアメリカ、韓国と比べて臓器提供される人数にどれくらいの違いがあるのかを理解している人は少ない。お伝えするとビックリされます。
日本の多くの人がそのような認識なのでしょう。自分だけならよいかもしれません。しかし、我が子が心臓移植が必要になったとき、日本にいるから助からないという状況はいかがかと思う。

少子高齢の日本において、病より復活し、社会へ還元することは必要ではないでしょうか?

そんなことを思いました。

腎移植について

久しぶりにお会いした宿野部さんも登壇されておりました。腎臓について話を聞く機会が少ないので、新たに知ることも沢山ありました。こちらの「じんラボ」を含め、多岐にわたり活動されておられます。

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心臓移植になくて、腎移植にあるもの。それは生体移植です。心臓に生体移植はありません。しかし、インターネット上ではあたかも生体移植のように書かれていることも散見されます。(心臓を提供させたいがために脳死と判定し、臓器移植へ回す)それは残念でなりません。

生体腎移植について少しだけ知識があるつもりでしたが、実際のお話を聞くと目からウロコが落ちます。
結果的に思ったこと。やはり健康な人より臓器を提供するのはいかがなものかという事。

しかし、それでも実施しなければならない現状と理由を知っているので仕方ないことだと改めて思う次第です。

理由の一つは腎臓移植の待機者は非常に多いということ。待機期間は10年以上になります。

 

これについて書きたいことは沢山ありますが、非常に長くなってしまうので割愛します。

予定外

今回は完全に聴講者の一人として参加する予定でしたが、当日の会場で突然の振りをいただきました。話すことが分っていればもう少しちゃんとした服装をしていきましたが・・・

あんな話の内容でよかったのかどうかは分りいませんが、なるべく身近な人を連想していただけるよう自分の家庭環境からはじめ、現在の状況までを簡単にお話させていただきました。

このあと、小休憩が入りました。

休憩中にトリオジャパンの荒波婦人とお会いすることができました。私の弟が闘病している当時、両親が相談していたことをお伝えしました。両親の名前など細かい部分まで覚えられていてビックリしました。

そして私の状態を知って驚かれていました。最後にはお互いの目に光るものが溢れました。

当時ご尽力いただいたことにお礼を申し上げ、またの再開をお約束いたしました。

今回のチャリティーフォーラムで一番思い出に残る出来事となりました。

ゴスペル

キャロル・ギャズデンさん率いるゴスペルに感動しました。もしかしたら生でゴスペルを体験したのは初めてかもしれない。少し前に荒波婦人に再会したこもあり、ここでも一人感極まっていました。
この方は東京 福生市でも活動されているとのことなので、機会があれば再びお聴きしたいものです。

キャロル ギャズデンさんのプロフィールはコチラのブログでも掲載されています。

 

ブログ:限りなくアメリカに近い福生「FUSSA TALK #22 キャロル ギャズデンさん アーティスト Carol Gadsden説明したいと思います。」

新しいVAD仲間

ゴスペルコンサートも終わり、閉会したところで新たな出会い?再開?がありました。
当ホームページを立ち上げてから色々な方よりメッセージや相談をいただいております。一年ほど前に植込みVAD装着を検討している方よりメールをいただいておりました。その後、無事植込みVADを装着したところまでは知っておりました。
会場にいらしており、お声をかけていただきました。
直接お会いするのは初めてだったので全く気付くことができませんでした。実はお声をかけていただいた時も誰だかわかりませんでした。それはVADを装着しているとは思えぬほど元気なお姿で、コントローラーも目立たなかったからです。

今後も色々とご一緒させていただければと思います。

懇親会

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ここでも沢山の方と出会い、お話をさせていただきました。

とても書ききる事ができないくらい盛りだくさんなので、一番印象的だったことを綴ってみます。

以前よりお会いしたかった方が来ておりました!!

当時の体験を含め、沢山のお話をさせていただきました。なお、上記で紹介しているトリオジャパンの動画(37分あたり)に出られている方です。(肝腎同時移植を受けられた元キリングセンスの萩原さん)

生のお話はインパクトとリアリティーが絶大です。私が当事者になったのではないかと錯覚するほどです。
今回のチャリティーフォーラムを通じて改めて以下を実感しました。

  • 日本における移植医療を取り巻く環境の厳しさ
  • (日本の)心臓移植に待機における補助人工心臓の重要性
  • 「身近」の重要性
  • 移植医療の素晴らしさ

 

これからも沢山の方とお話できればと思います。来年もこのチャリティーフォーラムに参加できるよう頑張ります!!

幸い私の経過は良好であり、動けます。将来のために今動こう。
恥ずかしくてもかっこ悪くてもいい、これからも声を大にして活動する。そうすれば、私にもしもの事があっても骨を拾ってくれる人が出てくることでしょう。

 

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