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補助人工心臓ドライブラインの貫通部は毎日チェック、その結果<悪化編>

悪化した創部
悪化した創部

 補助人工心臓(VAD)を植え込んでいる者として、ようやく痛みについて語れるステータスへ昇格(?)しました。今回は1月頃から始まったドライブライン貫通部の悪化について振り返ってみたい。

ドライブライン貫通部の状態と痛みの変化

 2015年2月に補助人工心臓を植え込んでからドライブライン貫通部(刺入部)の軽度悪化はあったものの、2016年4月以降はノントラブルだった。しかし、今年に入ってからちょっとしたきっかけで悪化してしまった。ようやく「痛み」と呼べる経験を積むことができたので、今日までの創部の状態と痛みの変化について纏めておく。

 

一部見苦しい写真があります、見たくない方はYouTubeを楽しんでください。

小さな変化と痛みを見逃さない

全然、綺麗じゃん!!

 そんな声も聞こえてきそうですが、私自身では微妙な変化を感じていたので、写真を病院へ送り指示を仰いでいました。

具体的には写真右下より若干出血していること、このような小さな変化から今日までに至っています。

その後の経過は過去記事をさかのぼって閲覧してください。

複数個所が悪くなった場合の対処は難しい

 右下の皮膚に腫れがでてきて、痛くなりはじめました。しかし、痛みの箇所は腫れている個所以外にも潜んでいました。

 どうやらドライブライン真下の奥が潰瘍状になってきており、こちらも痛みとなって表れていました。ドライブラインを少し押し気味にしつつ、少し浮かせるような角度で固定したりクッションを挟んで回復に努めていた。

 ただ、ドライブラインを押し気味にすると右側の腫れが強くなる日々が続く。そして、じわじわと左側もグジュってきてしまった。つまり右・下・左と痛みがでるようになってきていた。

なお、この時点でCRPや白血球数などの値は正常値。

一気に悪化し、高頻度外来となる

 ここからは少しグロテスクな写真なので、見たい方だけバーをスライドさせてください。

 これは個人の体形などもあるので一概に言えないことです。今回、3方向で悪化した状況を改善するために、少しドライブラインを立てた状態で腹部へ入るように高さをつけてがっちり固定することになった。もちろん、腫れている状態でガッチリと腹帯で押し付けるので常時痛みを伴う。


 この数日後に例のアレルギー事件が発生した。シャワー中の出来事だったこともあり、搬送される直前に一応腹帯を巻いたが、固定がゆるい状況だった。そして、ストレッチャーへ倒れこむように横になったのもよくなかったと思う。あの状況では仕方がなかったことではあるが、、、

 その後、アレルギーの症状改善をみつつドライブライン周囲の処置も色々と試みられた。途中の写真はあまりお見せできるものではないが、最終的に全周にわたって切れた。まぁ、痛いです。

一方向ずつ直すという地道な日々が続き、何とか回復傾向ではあります。再入院を覚悟のうえで退院、現在は自宅での処置とともに週二回の外来受診で対応している。(写真は退院直後の様子)

 


自宅での自己消毒は大変?

 これが先日の外来時に自撮りした一枚。日によって出血や腫れ具合も変化するが、徐々に良くなってきてはいる。最悪な状況の痛みにを10とすれば4程度の痛みにはなっている。ただし、消毒時の痛みは10だ。精神統一をして勇気を出して綿棒を突っ込む、歯が欠けるんじゃないかと思うほと食いしばるし、変な声も出る。終われば脇汗もすごい…


 一時期は少しの腹部変化でも痛みが増幅していたので、食事量も少なくなってしまった。病院食のご飯を小盛に変更するも、それさえも残す始末。今はそこまでシビアではなくなったので、普通に食事をとることができています。

何度でも書くが、このまま移植まで逃げ切りたいが、それはもう少し先の話になりそうだ。私より過酷な状況のVAD仲間からはマウスピースの着用を勧められた、確かにこのままだと本当に歯や顎がおかしくなりそう。
この状況が長引きそうならかかりつけの歯科へ出向いてマウスピース作成をお願いしてみたい。

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