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VADを付けていても気軽にシャワーで汗を流す裏テク

 2015年2月に補助人工心臓EVAHEARTを植込み、自宅で5回目の夏を終えようとしている。来年の今頃は心臓移植を迎えていてほしい、補助人工心臓(VAD)と過ごす最後の夏と信じて書き残しておく。

毎日シャワーを浴びたい

 東京は涼しい日が続いていため最近は冷房なしで過ごせていましたが、昨日からは体中にまとわりつくような湿気もあり冷房を効かせいた。いくら冷房の効いた部屋にいるとはいえ汗はかく、VADという心臓へのチートを使っていても低血圧な方とあまり変わらない(今朝の最高血圧は74)、末梢の血液循環もあまり良くはないため室温調整が難しい。暑いと感じて冷房の設定温度を1度下げると手足の先がとんでもなく冷たくなる。冷えに耐えきれなくなって室温を一度上げると、今度は胴体が熱を持つ。もちろん冷房の風向調整やサーキュレーターを併用するなどの対策もしているが両方を適温で維持することは難しい。


結果、二言でまとめると

  • どうしても汗はかく
  • 毎日シャワーを浴びたい

 

今の私であれば毎日シャワーを浴びる体力はあるが、その他の理由でシャワーの頻度を減らしている状況だ。

防水手技と皮膚への負担はトレードオフ?

 シャワー浴については過去のブログ記事や動画にて紹介しているのでそちらを参照いただきたい。

 今年に入ってからは今までのシャワー浴とは手技が変更となり、ドライブライン貫通部(刺入部)が水に暴露しないようテープなどで防水処理を施している。365日24時間、何らかのテープを貼っては剥がしたりを繰り返している。その位置は殆ど動かせないため、あの動画を残した日よりも肌は脆くなっており、今もドライブラインを固定している皮膚が一部剥離した状態が続いている。シャワー浴時の防水処理で使うテープでさえ皮膚ダメージが大きいため、なるべく汗をかかないように努めシャワー頻度を若干落とす工夫をしている。 

おおよそ一年前、サブブログにて皮膚の写真を掲載しています。

清拭だけでは取り去れない不快感

 シャワーを浴びない日は市販の清拭料を使っています、フラットな上半身(背中)以外は自分で十分にふき取れてサッパリします。肌がベトベトと不快感が強い時もサッと使うことができるので重宝しています。また、入院時には必ず持参しています。

しかし、下半身はあまりスッキリしない。入り組んだ場所が多い?という男性特有の事情もあるだろうが。。。
何より髪の毛のベトベトは市販のドライシャンプーでは一時的な気休め程度にしかならない、今は棚に放置されている状況だ。洗面台で髪の毛を洗う方法もあるが、どうしても腹部へ負担がかかるため出来れば避けたい行為だ。ザっとでもシャワーを浴びたほうが数倍もスッキリできるのだが、防水処理による皮膚ダメージと秤にかけると選択が難しい。そのような状況下で偶然にも少しだけマシな対処法が生まれました、おそらく5月くらいだったと思う。

シャワーで頭と下半身だけを洗う方法

 シャワーヘッドを上方斜め横に固定し、頭だけを洗えるようにする。頭を垂れれば胴体は殆ど濡れない、とても単純なことだが5月のある日にピンときた!!
あくまで皮膚ダメージなし(テープを使わず)でスッキリすることが目的であり、用意するものはどこの家庭にもあるものだが準備やシャワーの浴び方には工夫が必要なので真似はおススメしない。

私は防水処理をした上でトライアンドエラーを繰り返して現在に至る。

用意するものはダイソーなどで売っている激安で使い勝手のあまりよくないラップ。手順は簡単だが真似はおススメしない。

  1. 服を脱ぐ
  2. 腹帯を付けたまま、ラップを腰から胸へと少しキツメに4週ほど巻き付ける(サラシを巻くイメージ、誰かに巻いてもらうと楽だと思う)
  3. Tシャツを着る(多少濡れても不思議と水が生地をつたいラップ内へ侵入しません、裾が長い場合は結ぶ)
  4. 下半身を洗う
  5. 頭を洗う
  6. タオルで身体を拭く

以上である。

 本来であれば水の落ちる方向である頭から足に向かって洗うものだろうが、シャンプーから始めると頭を上げた瞬間に全身びしょ濡れになるので下半身⇒頭の順で洗う。最後は頭を垂れたままタオルで拭きあげることでTシャツが若干濡れるくらいで済む。(不用意に頭を上げると上半身が濡れます)
胴体を洗うことができていないので清拭料を使うが、十分快適に感じる。なによりテープによる皮膚ダメージがないことは嬉しい限りだ。

 

 なお、しっかりとシャワーを浴びるときは防水処理をして腹帯も外している。しかし、これまでも肉芽や潰瘍が思わしくない場合にはドライブラインの浮動による創部悪化を防ぐため腹帯をしたままシャワーを浴びていた。ラップ方法を発見してからはシャワー浴時の腹帯代わりにも使用している。これ以上は良くなはならないと言われた創部の肉芽や潰瘍もだいぶマシになってきた。

繰り返しになりますが、真似はおススメしません。

井戸バド会議の後継がココロ場で復活しました、よろしければご活用ください。

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