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心臓移植までの平均待機日数と10年生存率の話

グラフのイメージ

今年も日本臓器移植ネットワーク(JOT)より心臓移植希望登録の更新手続きの封筒が届く季節となりました、対象の方は早めに手続きしましょう。また、同封されていたニュースレターでは新たに掲載された数字が目を引きました。

長くなる心臓移植の平均待機日数

ベッドに横たわる患者

心臓移植・心肺同時移植者(1997年10月~2018年12月までの431件)の平均待機期間が1,137.3日(約3年1カ月)であると掲載されていた。しかし、約20年間の平均値なので現在心臓移植を待っている方、ご家族の中にはこの数字とのギャップに苦しんでいる方もいることだろう。なお、2019年の国内心臓移植件数は84件、対してアメリカでは3,551件であった。

出典:United Network for Organ Sharing(UNOS)のTransplant trendsより

臓器提供に関する公式見解を求む

手を合わせる女性

そんなアメリカでもドナー不足の深刻さを訴えており、その表現は日本よりシンプルでインパクトのあるものが多い。また、日本国内での臓器提供が伸び悩む原因の一つとして語られることもある宗教についてもUNOSの「Theological perspective on organ and tissue donation」では分かりやすくまとめている。
アメリカを真似なくてよいと思うが、臓器提供が今一つ伸び悩む日本でもタブーな話題にするのではなくJOTより積極的にパブリックコメントを出してもよいと感じる。

心臓移植後の10年生存率

前回までのJOTニュースレターには移植後の5年生存率が1年刻みで掲載されていたが、最新のニュースレターでは10年生存率(1年後、3年後、5年後、7年後、10年後)へ置き換わっていた。

リンク:臓器移植後の生存率と生着率

 

私自身もこの数字を初めて目にしたが、心臓移植を受けてから10年後の生存率・生着率ともに90%台ということには驚いた。私も90%の人間に入れるとしてどの程度の生活を送れるのだろうか、今後が不安でもあり楽しみである。不安を大きく占める要因は「お金」に関することだけどね。

心臓移植後のリアルな生活を知りたい

表に出てくる心臓移植を受けた方の話がきれいすぎると感じる、移植後の生活ではもっと泥臭い悩みもあるのではないか?そういった意味で心臓移植を受けた方の発信は偏っていると感じてしまう。(心臓移植を受けた方と直接お話するとそれを強く感じます)

おそらく、その役目を担う一人が私なのだろう。

リンク:レシピエント社会復帰状況

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コメント: 3
  • #1

    よーこ (月曜日, 27 1月 2020 19:04)

    ぜひ!先駆者として次のフェーズの下地を作っておいてください(^-^)

  • #2

    たけし (月曜日, 27 1月 2020 22:24)

    生物食えない。
    田舎だと井戸水なので、ペットボトル生活になります。

  • #3

    Ishii(管理人) (火曜日, 28 1月 2020 12:50)

    >よーこさん
    先駆者としてスタートを切れたら祝ってくださいね。

    >たけしさん
    井戸水ではありませんが、ある程度はペットボトル生活になるのではと想像しています。年間の通院・検査入院などで積み重なる医療間接費も心配してます。